西名村(読み)にしみようむら

日本歴史地名大系 「西名村」の解説

西名村
にしみようむら

[現在地名]垂水区名谷町みようだにちよう福田ふくだ三丁目・まなびおか五丁目・同七丁目・向陽こうよう三丁目・青山台あおやまだい五丁目・同七丁目

福田川上流の右岸に位置し、南は西垂水村。慶長国絵図に村名がみえ、正保郷帳では田方三〇七石余・畠方五七石余、小松山あり。天保郷帳によると高三九三石余。「明石記」によると東西三八間・南北三町四〇間。池一七・郷蔵・土橋二・井関・御立藪・小藪九・自分山一七・野山・池井関山、神明石ノ社・山神・池明神・若宮大日堂(現若宮神社)がある。


西名村
にしみようむら

[現在地名]守門村西名・西名新田・宮椿新田みやつばきしんでん

破間あぶるま川に西にし(一名守門川)が合流する三角地帯にある。北は東名ひがしのみよう村、南は長取ながとり新田、東は破間川対岸の渋川しぶかわ村、西は大平おおだいら峠越で福山ふくやま新田。西川上流に通称白石しろいしの集落がある。正保国絵図では「西ノ名村」とあり、高四六石余。天和三年郷帳では高四三石七斗余、ほかに同所新田高二八石一斗余があり、天保郷帳には当村の枝村として西名新田と記される。西名新田は現在白石ともよばれ、ここには宝暦六年(一七五六)に柏崎町の宮某と当村の椿某によって開発されたという宮椿新田がある。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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