日本歴史地名大系 「西国街道」の解説
西国街道
さいごくかいどう
- 大阪府:総論
- 西国街道
古代山陽道の後身で、ルートは細部はともかく大筋においては一致する。西国街道は通称で、近世の公称は
〔中世〕
古代律令制の崩壊に伴い、平安京と西国諸国を結ぶ官道としての山陽道も、中央権力の地方統治にかかわる機能をしだいに失い、庄園領主らの貢納・交易路、西国武士集団の軍事的要路、あるいは在京文人・僧侶らの西国旅程路としての性格を強めていった。中世を通じて現れる北摂の古城・古戦場などが、この街道に沿い、あるいは
京からの旅行路としては、
西国街道
さいごくかいどう
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報