西山雄一(読み)ニシヤマ ユウイチ

20世紀日本人名事典 「西山雄一」の解説

西山 雄一
ニシヤマ ユウイチ

昭和期の実業家 元・興人社長



生年
明治35(1902)年4月8日

没年
平成2(1990)年1月14日

出生地
東京

学歴〔年〕
東京帝大経済学部〔昭和2年〕卒

経歴
昭和2年第一生命保険に入り、32年専務取締役。34年経営危機の興国人絹パルプ(後の興人)副社長に送り込まれ、36年社長に就任。以来、興人再建の陣頭指揮をとり、パルプ、レーヨン部門を縮小、経営の多角化を積極的に進め、興人は多角化の旗手と呼ばれて一時は成功したかに見えたが、50年8月負債1500億円を抱えた戦後最大の倒産に追い込まれ、責めを負って社長を辞任した。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「西山雄一」の解説

西山雄一 にしやま-ゆういち

1902-1990 昭和時代経営者
明治35年4月8日生まれ。昭和2年第一生命保険にはいり,32年専務。34年興国人絹パルプ(44年に興人と改称)に経営再建のため副社長として入社,のち社長。不動産事業にのりだして失敗,50年興人の倒産にともない引責辞任した。平成2年1月14日死去。87歳。東京出身。東京帝大卒。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

今日のキーワード

ビャンビャン麺

小麦粉を練って作った生地を、幅3センチ程度に平たくのばし、切らずに長いままゆでた麺。形はきしめんに似る。中国陝西せんせい省の料理。多く、唐辛子などの香辛料が入ったたれと、熱した香味油をからめて食べる。...

ビャンビャン麺の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android