西島良爾(読み)ニシジマ リョウジ

20世紀日本人名事典 「西島良爾」の解説

西島 良爾
ニシジマ リョウジ

明治・大正期の中国研究家



生年
明治3年11月1日(1870年)

没年
大正12(1923)年12月16日

出生地
伊豆田方郡函南村(静岡県)

旧姓(旧名)
志良以

経歴
志良以新左衛門の三男に生まれ、のち西島五郎の養子となる。二十歳の時、静岡県選抜生として上海の日清貿易研究所で学び、日清戦争・日露戦争では陸軍通訳として従軍。この間、台湾総督府に勤務する。その後、神戸地裁通訳官となった。中国事情・中国語に関する著述が多く、著書に「支那事情」「支那語教範」「支那語教程」「支那官話辞典」「支那助辞動詞詳解」などがある。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「西島良爾」の解説

西島良爾 にしじま-りょうじ

1870-1923 明治-大正時代の中国研究家。
明治3年11月1日生まれ。上海の日清(にっしん)貿易研究所でまなび,日清・日露戦争では陸軍通訳として従軍。中国事情,中国語に関する著作がおおい。大正12年12月16日死去。54歳。伊豆(いず)田方郡(静岡県)出身旧姓は志良以。号は函南。著作に「支那事情」「支那語教範」など。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

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