西嶋村(読み)にしじまむら

日本歴史地名大系 「西嶋村」の解説

西嶋村
にしじまむら

[現在地名]明石市大久保町西島おおくぼちようにしじま

赤根あかね川河口の西側に位置し、播磨灘に面した海辺沿いの村。東は東嶋村、北は大窪おおくぼ村、西は中尾なかお村。西浦辺組に所属する。古くは江井島えいがしまといったが、藩主松平信之の頃西嶋と改めたという(播磨鑑)。しかし慶長国絵図に「にし嶋」とみえ、正保郷帳にも西嶋村・東嶋村の両村名の記載がある。同帳によると田高六一九石余・畑高五三石余、旱損所。天保郷帳では高六八八石余。村の規模は東西二町八間・南北平均三八間、往還の長さは六〇間。


西嶋村
にしじまむら

[現在地名]西脇市西嶋

しま村の北、加古川西岸に位置する。慶長国絵図に村名がみえる。寛永一六年(一六三九)幕府領、明和六年(一七六九)より幕末まで尼崎藩領(嘉永七年「尼崎藩領郷村高辻帳」尼崎市立図書館蔵、旧高旧領取調帳、「兵庫県史」)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android