西本江村(読み)にしほんごうむら

日本歴史地名大系 「西本江村」の解説

西本江村
にしほんごうむら

[現在地名]婦中町西本郷にしほんごう島本郷しまほんごう

井田いだ川中流右岸に接し、すぐ南側を神通川の分流御門みかど川が流れる。北は井田川を挟んで金屋かなや(現富山市)、南は東本江村。もとは本江と称したが、東本江村の分立とともに西本江村となる。地名の由来は太田おおた本郷の郷長がいたためという(婦負郡志)新川にいかわ郡に属し、万治三年(一六六〇)以降富山藩領。元和五年(一六一九)西本郷村の「古川筋之所」の新開が命ぜられており(「前田利光印判状」岡崎家文書)、その土地は同八年の前田利光印判状(同文書)によれば「東本郷村板倉村・宮ケ島村此三ケ所之堺目」であった。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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