西法寺村(読み)さいほうじむら

日本歴史地名大系 「西法寺村」の解説

西法寺村
さいほうじむら

[現在地名]一戸町西法寺

馬淵まべち川に沿い、東は一戸村岩館いわだて村、北は高善寺こうぜんじ村に接する。元禄十郡郷帳では高善寺村に入るとある。元文四年(一七三九)の福岡通絵図(盛岡市中央公民館蔵)では給所高一一〇石余とある。「邦内郷村志」では蔵分一一〇石余、家数一七・人数九五。享和三年(一八〇三)の仮名付帳では家数二〇、うち本村一〇で、枝村は鳥海とりのうみ一〇。


西法寺村
さいほうじむら

[現在地名]彦根市鳥居本町とりいもとちよう

鳥居本村の南に続く。鳥居本宿を構成する一村で、中山道沿いに街村を形成。村名はかつて西法寺と称する寺院があったことによる。同寺はかつては西法寺村(のちの古西法寺村)に所在していたが、その住民が鳥居本村の南に寺とともに移り住み、もとの村名をそのまま踏襲して西法寺村と称したという(坂田郡志)佐和山さわやま廃城までは城下町の一画を占めた(「佐和山城古図」彦根市立図書館蔵)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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