西細江町(読み)にしほそえまち

日本歴史地名大系 「西細江町」の解説

西細江町
にしほそえまち

[現在地名]下関細江町ほそえちよう一―三丁目

東細江ひがしほそえ町の西、関門かんもん海峡に面して東西に細長い町。ほぼ中央を東西に往還が通り、その両側町。

元禄一一年(一六九八)に下関で出版された「四鳥一渓集」には、

<資料は省略されています>

とあり、この頃すでに細江とよばれていたことがわかる。元文四年(一七三九)の「地下上申」添付絵図には「小細井丁」とある。

北前船の往来が多くなり、南東部の西南部にしなべ町地区では狭くなって繋船することができなくなると、商業地域は西の方へと移って、東細江町・西細江町まで広がってくる。文政七年(一八二四)頃、西細江町に大年寄格として唐津屋仁兵衛(文政七年諸役控)や長府藩御用達として伊予屋久太郎がいた(林門蔵手記)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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