日本歴史地名大系 「要寺」の解説 要寺せんようじ 静岡県:小笠郡大須賀町小谷田新田要寺[現在地名]大須賀町山崎横須賀(よこすか)城跡の北西に位置する浄土宗寺院。景江山と号し、本尊は阿弥陀如来。横須賀城主大須賀康高が開基となり、開山に岌屋春阿を請じ、天正九年(一五八一)に創建したという(小笠郡誌)。同一二年二月一二日に康高は「新建立」のため当寺に五〇貫文の寺領を寄進している(「大須賀康高寄進状」撰要寺文書)。寺領は寺辺の横須賀、西方の三輪(みわ)・岡崎(おかざき)(現袋井市)に分布し、同一三年四月に徳川家の松下範久らにより坪付が作成され、五〇貫文の内訳が確定している(「撰要寺領坪付帳」同文書)。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by