ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「視感度」の意味・わかりやすい解説
視感度
しかんど
luminosity efficiency factor
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…単位時間に伝搬される放射エネルギー(単位,W)を視感度で測ったもの。目の感度は光の波長によって大きく変わるので,感度を,一定の明るさの感覚を生ずる単色光のエネルギーの逆数で表し,これを視感度luminosity factorと呼ぶが,光束の測定では,1926年に国際照明委員会で決定された標準観測者のもつ視感度を用いる。…
…そして可視域内の光でも波長によって感ずる度合が異なり,700nmや400nmの光では相当強いエネルギーでも明るいと感じないし,550nmくらいの光では少しのエネルギーであっても明るいと感ずる。そこで光に対する視感覚の分光感度を考えることになるが,その分光感度を視感度といい,さらにその視感度のピーク値を1に正規化したものを比視感度と呼んでいる。 比視感度は光の視覚系にとっての強さを定める際にたいへん有効なものとなる。…
※「視感度」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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