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覚一検校 かくいちけんぎょう

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デジタル版 日本人名大辞典+Plusの解説

覚一検校 かくいちけんぎょう

?-1371 南北朝時代の平曲家(平家琵琶(びわ)家)。
平曲中興の祖。播磨(はりま)(兵庫県)書写山の僧で,一方(いちかた)流の祖如一(じょいち)の弟子という。高師直(こうの-もろなお)のまえでかたったことが「太平記」に記されている。晩年に筆録させた「平家物語」の転写本が残存し,「覚一本」といわれている。足利尊氏のいとこで明石に領地をあたえられたとの説もあり,明石覚一ともいう。応安4=建徳2年6月29日死去。初名は城了。

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書籍版「講談社 日本人名大辞典」をベースに、項目の追加・修正を加えたデジタルコンテンツです。この内容は2015年9月に更新作業を行った時点での情報です。時間の経過に伴い内容が異なっている場合がございます。

世界大百科事典内の覚一検校の言及

【職屋敷】より

…この屋敷内で,職検校(一老検校,通称として惣検校または総検校ともいう)をはじめ十老検校までの10名(職十老,十﨟とも)が,当道座支配のための官位免許や官金配分などの職務を執り,職検校はこの屋敷に居住した。職屋敷は覚一検校(1300ころ‐71)の時代に始まるといわれるが確証はない。1871年(明治4),鶴岡惣検校のときに廃絶した。…

【当道】より

…その芸能が〈平曲〉としてとくに武家社会に享受され,室町幕府の庇護を受けるに及んで,平曲を語る芸能僧たちは宗教組織から離脱して自治的な職能集団を結成,宗教組織にとどまっていた盲僧と区別して,みずからを当道と呼称した。覚一(かくいち)検校(1300?‐71)の時代に至って,組織の体系化が行われ,当道に属する盲人を,検校勾当(こうとう),座頭などの官位に分かち,全体を職(しよく)または職検校が統括し,その居所である京都の職屋敷がその統括事務たる座務を行う場所となった。さらに,仁明天皇の皇子で盲人の人康(さねやす)親王を祖と仰ぐなどの権威づけを行い,治外法権的性格を持つに至った。…

【平家物語】より

…平安末期から鎌倉初期にかけての源平争乱を描いた軍記物語。
[成立]
 承久の乱(1221)以前に3巻本が成立したとする説があるが定かでない。現存史料によるかぎり,遅くとも1240年(仁治1)当時,《治承物語》とも称した6巻本が成立していたことは確かである。吉田兼好の《徒然草》226段によれば,九条家の出身で天台座主にも就任した慈円に扶持されていた遁世者信濃前司行長が,東国武士の生態にもくわしい盲人生仏(しようぶつ)の協力をえて《平家物語》を作り,彼に語らせ,以後,生仏の語り口を琵琶法師が伝えたという。…

※「覚一検校」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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