デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「覚円」の解説 覚円(1) かくえん 1031-1098 平安時代中期-後期の僧。長元4年生まれ。藤原頼通の子。天台宗。近江(おうみ)(滋賀県)園城(おんじょう)寺の明尊にしたがって出家し,顕教・密教をまなぶ。園城寺長吏をへて治暦(じりゃく)元年大僧正に任じられた。承保(じょうほう)4年(1077)天台座主(ざす)となったが,山門衆徒の反対にあい,3日で辞任。のち法勝寺初代別当。承徳(じょうとく)2年4月16日死去。68歳。通称は宇治僧正。 覚円(2) かくえん ⇒鏡堂覚円(きょうどう-かくえん) 出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例