日本歴史地名大系 「覚範寺」の解説 覚範寺かくはんじ 宮城県:仙台市仙台城下北山町覚範寺[現在地名]仙台市北山一丁目木町(きまち)通突当りにある臨済宗妙心寺派の寺。遠山と号し、本尊は正観音菩薩。天正一三年(一五八五)伊達氏一六代輝宗が死ぬと、政宗が父の菩提のため別に一宇を建て、遠山覚範寺とし、虎哉を開山始祖とした(年欠「資福寺書立」伊達家文書など)。政宗は同一六年一月二五日雪降るなか当寺と光明(こうみよう)寺を訪ね、同年一〇月八日輝宗の忌日には雨降るなかを参詣している(伊達天正日記)。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報