日本歴史地名大系 「親種寺」の解説 親種寺しんしゆじ 佐賀県:伊万里市大窪村親種寺[現在地名]伊万里市東山代町大久保竹(たけ)の古場(こば)公園の北東麓にある。山号は玉雲山。曹洞宗。本尊は薬師如来。開山は不鉄桂文で開基は田尻丹後守鑑種。筑後の鷹尾(たかお)城(現福岡県山門郡大和町)に居城、竜造寺・大友・有馬と並んで勇名をはせた田尻親種は元亀元年(一五七〇)死去。継嗣の鑑種によって鷹尾城中に親種寺が建てられたのがその始まりである。のち鍋島氏に服して佐賀郡の巨勢(こせ)に移封。さらに山代領主貞(虎王丸)が杵島(きしま)郡芦原(あしはら)(現杵島郡北方町)に移封された後を継いで天正一七年(一五八九)東部山代の新領に移り、現在地に寺を移した。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by