観音洞遺跡
かんのんどういせき
[現在地名]秋芳町大字別府
厚東川上流の嘉万盆地に突き出た石灰岩丘の弥山(約一七九メートル)の中腹にあり、白水川からの比高約九六メートルの地点にある洞穴遺跡。洞の奥に観音像が安置されていたことから、岩屋観音とか穴観音とよばれてきたが、昭和三五年(一九六〇)調査の際、観音洞と命名された(「秋吉台観音洞遺跡発掘調査報告」秋吉台観音洞学術調査団・一九六一年)。
検出された遺構は、石灰岩の平たい自然石や割石を不整十字形に敷き詰めた有史時代の用途不明の敷石がある。
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報
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