角石(読み)カクイシ

精選版 日本国語大辞典 「角石」の意味・読み・例文・類語

かく‐せき【角石】

  1. 〘 名詞 〙
  2. りんさんカルシウム(燐酸━)」の異称。〔蘭学逕(1810)〕
  3. 最も重要なもの。
    1. [初出の実例]「此語此教、これ実に吾人が一生の角石(カクセキ)たるなり」(出典:信仰之道(1894)〈松村介石〉耶蘇基督)

かく‐いし【角石】

  1. 〘 名詞 〙 方形に切った石材。かどのある石。
    1. [初出の実例]「余の右足は突然坐りのわるい角石の端を踏み損くなった」(出典:草枕(1906)〈夏目漱石〉一)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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