精選版 日本国語大辞典 「角石」の意味・読み・例文・類語 かく‐せき【角石】 〘 名詞 〙① 「りんさんカルシウム(燐酸━)」の異称。〔蘭学逕(1810)〕② 最も重要なもの。[初出の実例]「此語此教、これ実に吾人が一生の角石(カクセキ)たるなり」(出典:信仰之道(1894)〈松村介石〉耶蘇基督) かく‐いし【角石】 〘 名詞 〙 方形に切った石材。かどのある石。[初出の実例]「余の右足は突然坐りのわるい角石の端を踏み損くなった」(出典:草枕(1906)〈夏目漱石〉一) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
岩石学辞典 「角石」の解説 角石 緻密で珪酸質の岩石の一般名で,時に縞状や脈状となる.フリントよりもやや脆いといわれている.この語は誤ってホルンフェルス(hornfels)と同意語として使用されてきた[Woodward : 1728, Holmes : 1920].ドイツ語ではHornstein.現在ではあまり使われていない. 出典 朝倉書店岩石学辞典について 情報