角胡麻科(読み)つのごまか

精選版 日本国語大辞典 「角胡麻科」の意味・読み・例文・類語

つのごま‐か‥クヮ【角胡麻科】

  1. 〘 名詞 〙 双子葉植物の科名。三属一三種知られ、アメリカ大陸の熱帯および亜熱帯を中心に分布している。多年草または一年草で、乾燥地または海岸に生育する。葉は互生または対生し、托葉を欠く。花は五数性で両性、左右相称、総状花序になって咲く。がくは五裂し、花弁も五裂。雄ずいは機能のある四個と一個の退化雄ずいからなり花弁に合生する。子房は上位で二心皮からなり一室で、ふつう、中に多数の胚珠がある。果実はつの状の蒴果(さくか)。日本では、北米原産のツノゴマが観賞用として栽培されている。また、この植物の若い果実はピクルスとして食用にする。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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