解頤(読み)カイイ

デジタル大辞泉 「解頤」の意味・読み・例文・類語

かい‐い【解×頤】

《「漢書」匡衡伝から》あごがはずれそうになるほど、大きな口をあけて笑うこと。

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精選版 日本国語大辞典 「解頤」の意味・読み・例文・類語

かい‐い【解頤】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「頤(おとがい)を解く」の意 ) あごがはずれるくらいに大笑いすること。大口をあけて笑うこと。
    1. [初出の実例]「此間皇太后宮少進良資忽脱冠、衆人莫解頤」(出典左経記‐長和五年(1016)正月一六日)
    2. [その他の文献]〔蘇頲‐陳倉別隴州司戸李維深詩〕

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普及版 字通 「解頤」の読み・字形・画数・意味

【解頤】かいい

おとがいを解く。口をあけて大笑する。〔漢書、匡衡伝〕家しく、庸作して以て用に供す。尤も力人す。儒之れが語を爲して曰く、詩をくこと無(なか)れ、匡(衡)鼎(まさ)に來(きた)る。匡の詩をくや、人の頤を解かしむと。

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