…またそうした自覚は,従来の音声言語に対するあらたな書記言語(文字)の普及により促されたとみられる。 〈ことば〉の語義は〈言の端〉とも〈言の葉〉とも解されるが,この語のその後の通用は,たとえば〈うた〉の世界において多少とも聖なる由緒を伴う共同体や宮廷の歌謡が世俗化,自由化され,個の抒情詩に展開してゆく過程とほぼ重なっていたようだ。10世紀初頭の《古今和歌集》仮名序には,〈やまと歌は,人の心を種として,よろづの言の葉とぞなれりける〉とあり,そこに〈言〉=〈事〉の原始的対応にかわる,〈人の心〉と〈ことば〉の対応がみいだされる。…
※「言の葉」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
春になって暖かくなりかけた頃、急に寒さが戻って、地面などがまた凍りつく。《 季語・春 》[初出の実例]「七瀬御秡 同晦日也。〈略〉雪汁いてかへる」(出典:俳諧・誹諧初学抄(1641)初春)...