デジタル大辞泉 「語」の意味・読み・例文・類語
ご【語】[漢字項目]
[学習漢字]2年
1 かたる。話す。「豪語・私語・耳語・笑語・独語・妄語・大言壮語」
2 ことば。「
3 物語。「源語・勢語」
[名のり]かた・こと・つぐ
[難読]
「書紀‐雄略九年」に「大伴談連 談。此云二箇陀利(カタリ)一」とある。
( 1 )単独で用いられることは能・狂言の用法以外は少なく、「神語(かむがたり)」「歌語(うたがたり)」「物語(ものがたり)」など語られる内容の語を冠した例が多い。
( 2 )儀礼化された「語り」は、もとは地方共同体での神話や伝承などを伝える行為であったが、中央集権化が進むにつれ大嘗祭に組み込まれ、「語部美濃八人」など語部の出身国や人数も固定されるに至って、地方の神話伝承は中央に吸収、支配された。→語部(かたりべ)。
( 3 )歌の来歴を伝えた「歌語」は、文字で記されることによって固定化され、「語り」本来の行為を失った文学となり、「物語」に成長する。一方、文字と結びつかなかった「語り」は、琵琶や三味線を伴った「平家語り」「義太夫語り」へと、二分化して、それぞれに発展した。


・禦の意がある。言語と連称し、言は立誓による攻撃的な言語、語は防禦的な言語。〔説文〕三上に「論なり」とあり、是非を論ずる意とし、また〔礼記、雑記下〕に「言ひて語らず」とは、人と論説しない意である。〔詩、大雅、公劉〕は都城の経営を歌う詩であるが、その地を定めて旅寝をし、「時(ここ)に于(おい)て言言し 時に于て語語す」という句がある。これは〔周礼、地官、土訓〕や〔地官、誦訓〕などの伝える呪誦を以て、地を祓うことにあたるものであろう。このような呪誦は、わが国の「風俗(くにぶり)の
」に類するもので、地霊によびかけるものであった。言語はもと呪的な応対の語であったが、のち一般の語をいう。
・
ngianは言と同声。
は生を弔うこと、
はいわゆる「風俗の
」で、わが国では地霊にはたらきかけるときの呪的言語をいう。序詞・枕詞などはその
に起源する語である。
語・敬語・警語・
語・激語・結語・言語・原語・
語・古語・口語・巧語・好語・
語・硬語・豪語・国語・雑語・賛語・死語・私語・詞語・詩語・識語・失語・主語・熟語・述語・術語・笑語・剰語・常語・畳語・新語・人語・成語・勢語・贅語・隻語・禅語・祖語・壮語・
語・造語・俗語・大語・単語・談語・逐語・鳥語・聴語・勅語・対語・通語・伝語・土語・怒語・倒語・套語・独語・軟語・喃語・難語・俳語・廃語・発語・跋語・反語・
語・卑語・飛語・秘語・蜚語・鄙語・
語・評語・文語・平語・補語・母語・邦語・法語・梵語・漫語・密語・妙語・面語・妄語・黙語・訳語・用語・落語・俚語・略語・類語・連語・和語出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報
→単語
出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報
「単語」のページをご覧ください。
出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報
…ことばの最も基本的な単位として,我々が日常的・直観的に思い浮かべるのが単語である。そして我々はこの単語を一定のルールに従って結合させ,より大きな単位である文を構成し,それを表出することによって,他人との間にコミュニケーションを成立させているのである。…
※「語」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
[名](スル)二つ以上のものが並び立つこと。「立候補者が―する」「―政権」[類語]両立・併存・同居・共存・並立・鼎立ていりつ...