言付かる(読み)コトヅカル

デジタル大辞泉 「言付かる」の意味・読み・例文・類語

こと‐づか・る【言付かる/託かる】

[動ラ五(四)]伝言したり、品物などを渡したりすることを、人から頼まれる。言いつかる。ことづけられる。「父への手紙を―・る」「帰社が遅くなると同僚から―・った」

いい‐つか・る〔いひ‐〕【言(い)付かる】

[動ラ五(四)]言い付けられる。命令される。「母から用を―・る」

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「言付かる」の意味・読み・例文・類語

こと‐づか・る【言付・託】

  1. 〘 他動詞 ラ行五(四) 〙 他人から伝言・品物・用事などを頼まれる。依託される。いいつかる。
    1. [初出の実例]「故郷よりして愁をことつかりて来た者ぞ」(出典:中華若木詩抄(1520頃)中)

いい‐つか・るいひ‥【言付】

  1. 〘 他動詞 ラ行五(四) 〙 言い付けられる。命じられる。
    1. [初出の実例]「いいつらの皮ダ。とんだ加役をいいつからア」(出典:西洋道中膝栗毛(1870‐76)〈仮名垣魯文〉四)

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