精選版 日本国語大辞典 「言合」の意味・読み・例文・類語 いい‐あいいひあひ【言合】 〘 名詞 〙① 言い合うこと。互いに言うこと。[初出の実例]「『拾うて、あっちゃんのお土産にするか』『おじいちゃんのお土産にしはったほうがええ』というようなことを言いあいしながら」(出典:羽なければ(1975)〈小田実〉一二)② 言い争うこと。言い争い。口論。いさかい。[初出の実例]「扨(さて)は親子のいひ合と疑はれ、夫婦の義理もかけはてる」(出典:浄瑠璃・女殺油地獄(1721)中) いい‐あわせいひあはせ【言合】 〘 名詞 〙① 前もって相談すること。申し合わせ。[初出の実例]「月氏へ云合せに行と云て」(出典:寛永刊本蒙求抄(1529頃)一)② 近世、大坂堂島で行なわれた、毎日の米相場値段表をいう。〔大坂繁花風土記(1814)〕 こと‐あわせ‥あはせ【言合】 〘 名詞 〙 ことばの続けぐあい、調子。語調。[初出の実例]「祈ること奈良の社をこうこうとことあはせよく口走るなり〈源俊頼〉」(出典:永久百首(1116)雑) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例 Sponserd by