言放(読み)いいばなし

精選版 日本国語大辞典 「言放」の意味・読み・例文・類語

いい‐ばなしいひ‥【言放】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「いいぱなし」とも )
  2. 自分の言いたいことだけ言って、他人反応を気にかけないこと。言い捨て。いいっぱなし。
    1. [初出の実例]「さっきの旦那は、嫁菜を買ふと言(イ)ひ放(バナ)しに、どこへござったやら」(出典歌舞伎お染久松色読販(1813)序幕)
  3. 言うだけでそれを実際に行なわないこと。いいっぱなし。

いいっ‐ぱなしいひっ‥【言放】

  1. 〘 名詞 〙いいばなし(言放)
    1. [初出の実例]「又伺ひませうと云ひっぱなしに其儘惣五は帰りしが」(出典:いさなとり(1891)〈幸田露伴〉四四)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む