出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報
→言語遊戯
出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報
…言語は〈能記(シニフィアンsignifiant)〉としての音声および文字と,〈所記(シニフィエsignifié)〉としての意味内容という2要素の結合から成り立っている。言語遊戯(言葉遊び)とは,〈能記〉と〈所記〉の通常受け入れられている結びつきを解きほどいて,〈能記〉に過剰な力点を置き,そこに生ずる意外性を楽しむゲームであるといえる。当然,音声による遊戯と,文字による遊戯の2種類が存在する。…
…日本語のなかで,〈ノンセンス〉という語と〈ナンセンス〉という語ははっきり区別されているわけではない。ある荒唐無稽なものごと,できごと,ことばがあるとして,それを〈たわいない,ばかばかしい〉と笑いとばして終りにすれば,その対象はナンセンスと呼ばれる。同じ対象を,〈ある意図〉をもった一つの〈しかけ〉として受けとめれば,それはノンセンスとなる。つまり,対象そのものの差ではなく,それに対する態度の差にかかわっているといえる。…
※「言葉遊び」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」