デジタル大辞泉 「記号接地問題」の意味・読み・例文・類語
きごうせっち‐もんだい〔キガウセツチ‐〕【記号接地問題】
[補説]人間は、「リンゴ」という文字列と実物のリンゴとの結びつき、さらに、切って皿に盛りつけたリンゴや、リンゴの菓子、リンゴジュースなどとの関係も理解できる。しかし、コンピューター内部の記号処理では、「リンゴ」と「apple」という文字列は容易に結びつけられるが、実物のリンゴと結びつけることは困難である。つまり、コンピューター内部で扱う記号に本質的な意味を与えることができるのか、記号と事物をどのように結びつけるのかという問題といえる。