普及版 字通 「詆」の読み・字形・画数・意味
詆
12画
[字訓] しかる・そしる・はずかしめる
[説文解字]

[金文]

[字形] 形声
声符は
(てい)。
は曲刀を以て底部を刳(えぐ)りとる形。そのようにしてものを毀損する意がある。〔説文〕三上に「苛するなり」とあって詆訶する意。話とその構造が似ており、話は舌(
(かつ))に従い、祝告の器(
(さい))を、曲刀を以て傷つけ破る形に従う。話は訛言、人をそしる言をいう。[訓義]
1. しかる、せめる、そしる、しいる。
2. はずかしめる、あばく。
3. あざむく、いつわる。
[古辞書の訓]
〔名義抄〕詆 ソシル・アザムク 〔字鏡集〕詆 ノリ・コトトモリ・イカル・セム・イサフ・ソシル
[語系]
詆・
tyeiは同声。ともに「苛(せ)む」と訓する字。抵tyeiは同声。擠tzyeiも声近く、みな排擠の意がある。[熟語]
詆訶▶・詆呵▶・詆劾▶・詆毀▶・詆
▶・詆欺▶・詆訐▶・詆挫▶・詆
▶・詆疵▶・詆笑▶・詆誚▶・詆辱▶・詆罵▶・詆排▶・詆謗▶・詆
▶・詆
▶[下接語]
訶詆・劾詆・毀詆・
詆・巧詆・讒詆・嗤詆・醜詆・深詆・
詆・痛詆・排詆・誣詆・面詆・力詆出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

