詰の城(読み)ツメノシロ

デジタル大辞泉 「詰の城」の意味・読み・例文・類語

つめ‐の‐しろ【詰の城】

二の丸や三の丸に対して、本丸。また、出城でじろに対して、根城ねじろ。つめのじょう。

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精選版 日本国語大辞典 「詰の城」の意味・読み・例文・類語

つめ【詰】 の 城(しろ・じょう)

  1. 守護戦国大名が領国内に設けた戦時最後拠点となる山城
    1. [初出の実例]「防ぐ兵若干(そこばく)打たれて、攻(ツメ)の城(ジャウ)へ引籠る」(出典太平記(14C後)一一)
  2. 敵方に包囲された城の最後のとりで。本丸。詰めの丸。
    1. [初出の実例]「三浦介、散々に打破られ、一二の木戸も責破られ、詰の城に籠けり」(出典:北条記(1655‐73頃)二)

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