誇尚(読み)こしょう

精選版 日本国語大辞典 「誇尚」の意味・読み・例文・類語

こ‐しょう‥シャウ【誇尚】

  1. 〘 名詞 〙 得意げな態度をとること。
    1. [初出の実例]「班姫扇を裁して誇尚すべし 列子車を懸けて往還せず〈慶滋保胤〉」(出典:和漢朗詠集(1018頃)下)
    2. [その他の文献]〔顔氏家訓‐勉学〕

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普及版 字通 「誇尚」の読み・字形・画数・意味

【誇尚】こしよう(しやう)

ほこり高ぶる。〔晋書、王羲之伝論〕制して曰く、~末代、朴(ぼく)を去りに歸(おもむ)き、牋(せん)を舒(の)べに點じて、爭ひて相ひ誇し、其の工拙競ふ。~古今を詳察するに、篆素(てんそ)、善を盡し美を盡すは、其れ惟だ王少(羲之)のみなるか。~心にひ手にふは、此の人のみ。

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