(読み)カイ

デジタル大辞泉 「誡」の意味・読み・例文・類語

かい【誡】[漢字項目]

[音]カイ(漢) [訓]いましめる いましめ
言葉で注意する。いましめる。いましめ。「誡飭かいちょく遺誡教誡訓誡
文体の一。いましめの言葉。「女誡
[補説]1は「」と通用する。
[名のり]まさ

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

普及版 字通 「誡」の読み・字形・画数・意味


14画

[字音] カイ
[字訓] いましめる

[説文解字]

[字形] 形声
声符は戒(かい)。戒は両手で戈(ほこ)を奉じ、警戒する意。〔説文〕三上に「敕(いまし)むるなり」とあり、他を勅戒することをいう。

[訓義]
1. いましめる、いましめ。
2. おしえる、つげる、いいつける。

[古辞書の訓]
〔新字鏡〕誡 伊牟事宇久(いむことうく) 〔名義抄〕誡 イマシム 〔立〕誡 イマシム・ツグル・サトル

[語系]
誡・戒kkは同声。〔左伝、宣十二年〕「軍戒めずして備はる」、〔儀礼、公食大夫礼〕「大夫をして戒めしむ」は誡の意。両字通用の例が多い。

[熟語]
誡誨誡勧誡諫誡訓誡警誡厳誡勅誡飭誡勉誡命誡喩誡諭誡律・誡誡勒
[下接語]
家誡・勧誡・教誡・訓誡・軍誡・憲誡・厳誡・女誡・箴誡・垂誡・聖誡・大誡・勅誡

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

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