説示(読み)セツジ

デジタル大辞泉 「説示」の意味・読み・例文・類語

せつ‐じ【説示】

[名](スル)
わかりやすく説き示すこと。
前文にもぼ―せし如く」〈田口日本開化小史
人権侵犯事件が発生した場合に、法務省の人権擁護機関が行う救済手続きの一。人権侵害を行った者に対して事理を説き示すこと。
陪審裁判で、陪審による審理が始まる前に、裁判官陪審員に対して法律事項の説明を行うこと。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「説示」の意味・読み・例文・類語

せつ‐じ【説示】

  1. 〘 名詞 〙
  2. わかりやすく説き示すこと。また、その文。
    1. [初出の実例]「言上書の事も今説示したる通りに済むなり」(出典:英政如何(1868)六)
  3. 陪審手続で、陪審の評議の始まる前に、裁判長が陪審員に与える説明。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

大臣政務官

各省の長である大臣,および内閣官房長官,特命大臣を助け,特定の政策や企画に参画し,政務を処理する国家公務員法上の特別職。政務官ともいう。2001年1月の中央省庁再編により政務次官が廃止されたのに伴い,...

大臣政務官の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android