図書館情報学用語辞典 第5版 「読み聞かせ」の解説 読み聞かせ 読み手が本や絵本を子どもたちに読んで聞かせること.絵本の絵を見せながら読んで聞かせるのが一般的であるが,物語をただ読んで聞かせることもある.子どもが物語に親しむきっかけを作り,読書の素地や動機付けを行うことが目的であるが,読み手である親や教師,図書館員が聞き手である子どもとコミュニケーションを図ることに意義があるとも考えられている.読み聞かせには,生活的な読み聞かせと学習的な読み聞かせがあり,公共図書館や家庭では通常,前者にあたる楽しみのための絵本や物語の読み聞かせが中心である.一方,後者は,学校で授業中や休み時間を利用して行われ,長編小説の展開の区切りを押さえたり,登場人物の関係を把握したりする作業を行ったり,ノンフィクションの場合には正確に読むことに焦点をあてることもあり,読解指導が加えられているという点で,一般的な読み聞かせの概念とは相違するという特徴がある.[参照項目] ストーリーテリング | ブックトーク 出典 図書館情報学用語辞典 第4版図書館情報学用語辞典 第5版について 情報 Sponserd by