読切(読み)よみきり

精選版 日本国語大辞典 「読切」の意味・読み・例文・類語

よみ‐きり【読切】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 全部を読んでしまうこと。読みきること。
    1. [初出の実例]「御堂の前・たった二日で読切りじゃ」(出典:雑俳・玉の光(1844‐45)一)
  3. 文中の句と読。句読(くとう)
  4. 講談落語小説などで、一回で完結し、連続しないこと。また、そのもの。
    1. [初出の実例]「大たたかひにおよぶのお物語今日の読切(ヨミキリ)言上仕ります」(出典西洋道中膝栗毛(1870‐76)〈仮名垣魯文〉六)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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