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読話 どくわ

大辞林 第三版の解説

どくわ【読話】

相手の口の動きや表情から音声言語を読み取り理解すること。聴覚障害者のコミュニケーション方法の一。 → 口話

出典|三省堂大辞林 第三版について | 情報

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

読話
どくわ
speechreading

聴覚障害者が、相手の口の動きなどから話を理解すること。読話を行うときは、口の動きに加え、顔の表情、話の場面・文脈などの情報も積極的に利用して総合的に話の内容の理解を図る。日本語には、同口形異音(タマゴとタバコ)や口の動きからは弁別が困難な音(チ、ジ、リ、ニ、シ、キ)があるため、口形のみで正確に話を理解することはむずかしく、聴覚の活用などと併用する。話のなかで不明な部分を前後の文脈や場の状況などから推量する必要があり、疲労も大きい。また、聞こえの状態によって読話への依存度が高まるなど、読話能力の個人差は著しい。こうした制約はあるが、聴覚障害者にとって有効なコミュニケーション手段の一つである。
 読話しやすい条件としては、(1)口の動きが明瞭(めいりょう)、(2)話のスピードはややゆっくり、(3)話し手との距離は1メートル前後、(4)話し手が前面から光を受ける、(5)受け手の言語能力に適した話し方、などがあげられる。[草薙進郎・四日市章]
『中野善達・根本匡文編著『聴覚障害教育の基本と実際』改訂版(2008・田研出版)』

出典|小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について | 情報 凡例

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