調菜(読み)チョウサイ

デジタル大辞泉 「調菜」の意味・読み・例文・類語

ちょう‐さい〔テウ‐〕【調菜】

食物、特に副食物調理すること。調理。
「兄のしつより菓子、―の物など贈らる」〈嵯峨日記

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「調菜」の意味・読み・例文・類語

ちょう‐さいテウ‥【調菜】

  1. 〘 名詞 〙
  2. ( ━する ) 食物、特に副食物を料理すること。調理。〔名語記(1275)〕
    1. [初出の実例]「ショクブツヲ chôsai(チョウサイ) スル」(出典日葡辞書(1603‐04))
  3. 精進料理の副食物。
    1. [初出の実例]「精進物の調菜(テウサイ)を誉侍る挨拶に」(出典:かた言(1650)一)
  4. 饅頭などを売る人。
    1. 調菜<b>③</b>〈七十一番職人歌合〉
    2. [初出の実例]「てうさい さたうまんぢう。さいまんぢう。いづれもよくむして候」(出典:七十一番職人歌合(1500頃か)五八番)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

一富士二鷹三茄子

初夢に見るものの中で、縁起のよいとされているものを順に挙げた句。[補説]一に富士山、二に愛鷹あしたか山、三に初茄子の値段と、駿河国で高いものを並べた句ともいわれる。...

一富士二鷹三茄子の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android