請戸村(読み)うけどむら

日本歴史地名大系 「請戸村」の解説

請戸村
うけどむら

[現在地名]浪江町請戸

請戸川河口右岸にあり、南は中浜なかはま村、北の対岸棚塩たなしお村。受戸村・浮渡村とも記される。当地の海岸線は断崖が続くが、ここだけが請戸川河口のため約四キロにわたり砂浜となり、河口が唯一の船着場だったことにかかわる地名と思われる。寛永年間(一六二四―四四)の高四一四石余、明暦年間(一六五五―五八)升倉ますくら村を分村し、同二年の高七九八石余(相馬藩政史)正保郷帳では田方一八一石余・畑方九一石余。元禄郷帳では請戸村は高五八六石余、升倉村は高一二四石余、菅沢すげさわ新田は高四三三石余。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...

黄砂の用語解説を読む