諏訪新田(読み)すわしんでん

日本歴史地名大系 「諏訪新田」の解説

諏訪新田
すわしんでん

[現在地名]三条市諏訪新田・曲渕まがりふち二丁目

五十嵐いからし川左岸に位置し、川を隔てて北は三竹さんちく村、東は西大崎にしおおさき村に接する。南は月岡つきおか村。元禄一二年(一六九九)の大面組新村付帳(新発田市立図書館蔵)には、月岡村を親村として同村と曲渕村の地方の内を慶安元年(一六四八)に開発して立村したことがみえる。しかし、これより前の正保国絵図に、すでに新発田藩領として「諏訪新田」が記される。寛文四年(一六六四)の新田高辻帳(同館蔵)によると村高三六石三斗。同七年と推定される御領内見分之書付(貴船家文書)によれば、家数一〇・人口四五。安永六年(一七七七)の大面組郷帳(榎本善一郎氏文書)によると、田四町八反余・畑九町九反余で、物成高三九石五斗余、家数一六(本家五・名子家六・間脇家五)・人口七八、漆木一四三本・御蝋実一一貫八九〇匁・桐木三本。


諏訪新田
すわしんでん

[現在地名]頸城村諏訪新田

中江なかえ用水沿い、東に百間町ひやくけんまち新田、西に五十嵐いがらし新田がある。正保元年(一六四四)に開発がなったおおぶけ新田のうち。正保国絵図に諏訪村とあり、高二一石余。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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