諒察(読み)りょうさつ

精選版 日本国語大辞典 「諒察」の意味・読み・例文・類語

りょう‐さつリャウ‥【諒察・了レウ察・亮察】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 相手立場、あるいは事情などを思いやること。同情して推察すること。〔文明本節用集(室町中)〕
    1. [初出の実例]「予が心指を了察の士も一両人は有之候を」(出典:木因宛芭蕉書簡‐天和二年(1682)二月上旬)
    2. [その他の文献]〔韓愈‐答陳商書〕
  3. 物事をはっきりと見分けること。〔布令必用新撰字引(1869)〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「諒察」の読み・字形・画数・意味

【諒察】りよう(りやう)さつ

察知。唐・韓〔陳商に答ふる書〕區區の心、~略(ほぼ)辭讓せず、に盡(ことごと)く之れを言へり。惟(た)だ吾子、諒察せよ。、白(まう)す。

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