(読み)リョウ

デジタル大辞泉 「諒」の意味・読み・例文・類語

りょう【諒】[漢字項目]

人名用漢字] [音]リョウ(リャウ)(漢) [訓]まこと
明白なこと。真実。まこと。「諒闇りょうあん
もっともだとして承知する。「諒解諒察諒恕りょうじょ諒承
[補説]「」を代用字とすることがある。
[名のり]あき・まさ・あさ

りょう〔リヤウ〕【×諒】

真実。まこと。もっともであること。

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精選版 日本国語大辞典 「諒」の意味・読み・例文・類語

りょうリャウ【諒】

  1. 〘 名詞 〙 真実であること。まこと。信実

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普及版 字通 「諒」の読み・字形・画数・意味


人名用漢字 15画

[字音] リョウ(リャウ)
[字訓] まこと・あきらか・たすける

[説文解字]

[字形] 形声
声符は京(きよう)。京に涼・(りよう)の声がある。京は京観(けいかん)、戦場の遺棄屍体を塗りこめた凱旋門のようなアーチ状の門。そこで種々の呪儀が行われた。その感応を得ることを諒という。〔説文三上に「信なり」、〔方言、十二〕に「知るなり」、〔広雅、釈詁三〕に「智なり」とみえる。〔方言、一〕にまた「衆信を諒と曰ふ、南・召南・衞の語なり」とあり、〔詩、風、柏舟〕「人を諒(まこと)とせず」、〔詩、小雅、何人斯〕「諒に我を知らず」などは、その方言区域の詩である。〔論語、季氏〕に「諒を友とす」の語がある。〔詩、大雅、大明〕「彼の武王を涼(たす)く」の涼は、諒の仮借字である。

[訓義]
1. まこと、まこととする、まことに。
2. あきらか、しる、さとる。
3. たすける。
4. (りよう)と通じる。諒闇

[古辞書の訓]
名義抄〕諒 マコト・アキラカニ・タスク・ノブ・ツツシム・ヤトフ・カスム・タタク 〔字鏡集〕諒 ツツシム・マコト・アフ・ノブ・イサフ・タタク・ヤトフ・アキラカ・ヤスム・タスク・カスム

[声系]
諒・涼・liangは同声。は〔説文〕八下に「事、善からざるるをと言ふなり」とあり、諒ととは、対待の義をなすものであろう。

[熟語]
諒陰・諒闇・諒解諒鑒・諒察諒恕諒知諒直
[下接語]
易諒・簡諒・小諒・忠諒・直諒

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