デジタル大辞泉 「諸共」の意味・読み・例文・類語 もろ‐とも【▽諸共】 [副]行動を共にするさま。あいともに。ともども。「戦車諸共自爆する」「死なば諸共」[類語]共共・共に・一緒に・道連れ 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
精選版 日本国語大辞典 「諸共」の意味・読み・例文・類語 もろ‐とも【諸共】 〘 名詞 〙 ( 形動 )( 「とも(共)」を強めた語 ) 何人かが、同時にそろって、あるいは誰か(何か)とともに同じ行動をすること。また、そのさま。(イ) 多く「もろともに」の形で副詞的に用いられる。相共に。「死なばもろとも」[初出の実例]「爾時に四天王倶共(モロトモ)に掌を合せて」(出典:西大寺本金光明最勝王経平安初期点(830頃)六)(ロ) 単独に、まれに「に」を伴って副詞的に用いられる。同時に出現する事柄や、動作をともにする人物を表わす句を直接受けて、それといっしょであるさまをいう。[初出の実例]「お待なさいヨ。の声もろとも。又もや袖をとりとむるを」(出典:当世書生気質(1885‐86)〈坪内逍遙〉二) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例