諸江村(読み)もろえむら

日本歴史地名大系 「諸江村」の解説

諸江村
もろえむら

[現在地名]金沢市諸江町・問屋町といやまち二丁目

下安江しもやすえ村の北、浅野川左岸に位置。中世には倉月くらつき庄の内で、室江とも記された。正保郷帳では高一千四七六石余、田方八八町一反余・畑方一〇町三反余。寛文一〇年(一六七〇)の村御印では高一千五〇二石、免七ツ五歩(三箇国高物成帳)。寛文年間の家高数五一・百姓数五三(高免付給人帳)。同一二年の粟崎道筋村々書上(改作所旧記)によれば、ほかに下百姓が二四人いた。延宝八年(一六八〇)に一三二石の検地引高があり、村高一千三七〇石になった(天保一三年村御印物成等書上帳)。寛文元年の宮腰みやのこし往来道普請にあたり、当村から一四疋の馬が徴発された。同六年頃道掃除人孫太・孫右衛門の屋敷一〇〇歩があった。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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