謇諤(読み)けんがく

精選版 日本国語大辞典 「謇諤」の意味・読み・例文・類語

けん‐がく【謇諤・謇愕・蹇諤】

  1. 〘 名詞 〙 ( 形動 ) ありのままにいうこと。相手をおそれたり、へつらったりすることなく、存分に自分意見を述べ、論議すること。また、そのさま。
    1. [初出の実例]「為人剛直不苟合。其就仕也、尽謇諤之節」(出典先哲叢談(1816)二)
    2. [その他の文献]〔後漢書‐儒林・戴憑伝〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「謇諤」の読み・字形・画数・意味

【謇諤】けんがく

直言する。〔後漢書、陳忠伝〕臣聞く、仁君は山の大を廣くし、切直の謀を(い)る。忠臣は謇諤のを盡し、耳のを畏れず。

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