護法神(読み)ゴホウジン

精選版 日本国語大辞典 「護法神」の意味・読み・例文・類語

ごほう‐じんゴホフ‥【護法神】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 梵天(ぼんてん)帝釈天(たいしゃくてん)、四天王、十二神将、十六善神、二十八部衆などの仏法を守護する善神。また、その善神などに仕える護法童子を意味することもある。護法。護法善神。護法鬼神(きしん)
    1. [初出の実例]「護法神衛りて、火に霊験を呈す」(出典:日本霊異記(810‐824)下)
  3. ( 転じて ) 守り神。また、うしろだて。後援者。
    1. [初出の実例]「王元美、初め于鱗が護法神たりと雖も」(出典:作詩志彀(1783))

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android