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谷木因 たに ぼくいん

美術人名辞典の解説

谷木因

江戸前・中期の俳人。美濃大垣生。通称は九太夫、別号木端・白桜下・観水軒等。代々船問屋を業とした。初め北村季吟門で松永貞徳俳諧を学び、後談林に化したが、更に蕉門に帰して松尾芭蕉と親しくする。大垣蕉風の発展に寄与した。著書は『桜下文集』『おきなぐさ』等。享保10年(1725)歿、80才。

出典 (株)思文閣美術人名辞典について 情報

朝日新聞掲載「キーワード」の解説

谷木因

(1646~1725)美濃国(岐阜県)・大垣の富裕な船問屋主人。名前の読みは「もくいん」「ぼくいん」の2説がある。俳諧は北村季吟に師事し、松尾芭蕉とは同門だった。大垣俳壇の立役者でもある。芭蕉は「奥の細道」紀行を大垣で締めくくるなど、大垣を数回訪れている。

(2010-04-14 朝日新聞 朝刊 3社会)

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デジタル版 日本人名大辞典+Plusの解説

谷木因 たに-ぼくいん

1646-1725 江戸時代前期-中期の俳人。
正保(しょうほ)3年生まれ。家は美濃(みの)(岐阜県)大垣の船問屋。北村季吟(きぎん)の門から談林風にうつり,松尾芭蕉(ばしょう)の感化をうけて後年蕉門にはいった。享保(きょうほう)10年9月30日死去。80歳。通称は九太夫。別号に白桜下,観水軒。著作に「桜下文集」など。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

朝日日本歴史人物事典の解説

谷木因

没年:享保10.9.30(1725.11.4)
生年:正保3(1646)
江戸前期の俳人。美濃国(岐阜県)大垣の人。船問屋を業とする富裕な商人であった。俳諧は北村季吟の門人であるが松尾芭蕉とは早くから親交を結び,現存の芭蕉の書簡の中では,延宝9(1681)年の木因宛のものが最も古く,ふたりが心を許し合った友人関係にあったことは当時の書簡からうかがえる。貞享1(1684)年には旅中の芭蕉を自宅に迎え,桑名まで芭蕉に同道した。ただし,芭蕉が交わろうとしなかった井原西鶴やその弟子北条団水とも交わり,菅野谷高政,大淀三千風を迎えるなど,交際の範囲は蕉門に限らなかった。<著作>森川昭編『谷木因全集』

(田中善信)

出典 朝日日本歴史人物事典:(株)朝日新聞出版朝日日本歴史人物事典について 情報

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