谷 洗馬
タニ センバ
大正期の挿絵画家
- 生年
- 明治18(1885)年1月15日
- 没年
- 昭和3(1928)年8月1日
- 出生地
- 東京市
- 本名
- 谷 栄一
- 経歴
- 富岡永洗に師事。もとは戦争画家志望で、海外の戦画から日本の武者絵に至るまで広く研究するうちに、馬の魅力にとりつかれ、馬の絵をライフワークとするようになる。大正末から昭和初めにかけて「日本少年」「少年倶楽部」などに武者絵を描き、特に馬の絵で著名だった。また昭和2年に改正された陸軍の「馬術教範」の挿絵も描いた。自宅の半分を厩舎にして家族で馬を飼い、三児の命名にも馬の字をつけたほどの馬づくしの生活だった。遺骨は雨中愛馬の背にのって墓所に送られたという。
出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報
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谷洗馬 たに-せんば
1885-1928 明治-昭和時代前期の挿絵画家。
明治18年1月15日生まれ。富岡永洗(えいせん)に師事する。武者絵を「少年倶楽部(クラブ)」などにえがき,とくに馬の絵で名を知られた。昭和2年に改正された陸軍の「馬術教範」に挿絵をかいた。昭和3年8月1日死去。44歳。東京出身。本名は栄一。
出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例
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