豆黄金虫(読み)マメコガネ

デジタル大辞泉 「豆黄金虫」の意味・読み・例文・類語

まめ‐こがね【豆黄虫】

コガネムシ科の昆虫体長約1センチ、卵形で、光沢のある黒緑色。成虫は大豆・ブドウクリなど多種植物の葉を食害する。幼虫土中にすみ、根を食害。大正5年(1916)ごろ日本から北アメリカに侵入、大発生し、ジャパニーズビートル(Japanese beetle)とよばれる。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

関連語 名詞

精選版 日本国語大辞典 「豆黄金虫」の意味・読み・例文・類語

まめ‐こがね【豆黄金虫・豆金亀子】

  1. 〘 名詞 〙 コガネムシ科の甲虫。体長一センチメートル内外。体は黒緑色でつやがあり、上ばねは黄褐色で細い縦すじがある。成虫は五~一〇月に発生し、ブドウ・マメなどの葉を食害。日本各地に分布。大正五年(一九一六)ごろ、アメリカ苗木とともに侵入して大害を与え、ジャパニーズビートルの名で知られる。〔日本昆虫学(1898)〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

南海トラフ臨時情報

東海沖から九州沖の海底に延びる溝状の地形(トラフ)沿いで、巨大地震発生の可能性が相対的に高まった場合に気象庁が発表する。2019年に運用が始まった。想定震源域でマグニチュード(M)6・8以上の地震が...

南海トラフ臨時情報の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android