財政硬直化(読み)ざいせいこうちょくか

百科事典マイペディアの解説

財政硬直化【ざいせいこうちょくか】

予算の内容が〈歳出の当然増〉経費によって大半を占められ,しかもその膨張テンポが激しく,財政弾力性が失われている状態。日本では1980年代後半以降,国債費が増大し,政策的判断による経費が圧迫されていることが問題とされた。

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精選版 日本国語大辞典の解説

ざいせい‐こうちょくか ‥カウチョククヮ【財政硬直化】

〘名〙 予算の中で、自然に増加する支出が多く、新たな政策に向けうる財源にとぼしくなること。

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世界大百科事典内の財政硬直化の言及

【財政】より

…このため財政支出はますます膨張したものの,むしろこのような政府の民間への介入がしだいに是認されてきた。とりわけアメリカのニューディール政策やイギリスの社会保障制度のように,公共事業のみならず社会政策にも介入するとなると,逆に国民は受益の増加を求めるから,財政支出は引き下げることが不可能となり,財政硬直化の現象が現れる。かくして今日では,民間経済に対する政府部門の地位は過去にくらべ比較にならないほど大きくなり,民間経済の中で政府の果たすべき役割は単に夜警国家にとどまらず,むしろ経済の安定と成長とのために積極的な介入が求められることになる。…

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