デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「貴須王」の解説 貴須王 きすおう ?-384 百済(くだら)(朝鮮)の第14代国王。在位375-384。日本の史料にみえる名で,朝鮮正史の近仇首(きんきゅうしゅ)王にあたる。父近肖古(きんしょうこ)王とともに高句麗(こうくり)軍の侵攻を撃退,故国原(ここくげん)王を戦死させた。「日本書紀」によれば,神功(じんぐう)皇后が新羅(しらぎ)征討に派遣した将軍荒田別(あらたわけ)らと会見したという。近仇首王10年4月死去。貴首ともかき,「きしゅ」ともよむ。 出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例