シリキウス(その他表記)Siricius

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「シリキウス」の意味・わかりやすい解説

シリキウス
Siricius

[生]334頃. ローマ
[没]399.11.26. ローマ
ローマ出身の第38代教皇(在位 384~399)。聖人。教皇リベリウス(在位 352~366)から助祭に任じられたのち,384年12月にダマスス1世(在位 366~384)の後継者として教皇に選出された。現存する最古の教皇教令の文書であるシリキウスの書簡で,宗教上の規律に重点を置き,洗礼,聖別,叙階,懺悔,禁欲などについて述べている。386年にタラゴナの司教ヒメリウス宛に書かれた教令は,聖職者に独身を命じたもので,この問題に初めて言及した教令である。教令のなかで,シリキウスは教皇の権威を誇示するため,違反者は罰せられると記した。また教皇を西方教会全体の主権者と位置づけ,そのための法も制定した。別の教皇教令では,使徒座への報告なしに司祭に叙階することを禁じた。祝日は 11月26日。

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