ダマスス1世(読み)ダマススいっせい(その他表記)Damasus I

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ダマスス1世」の意味・わかりやすい解説

ダマスス1世
ダマススいっせい
Damasus I

[生]304頃.ローマ
[没]384.12.11.
教皇 (在位 366~384) ,聖人。 368~369年の教会会議でアポリナリオス説とマケドニオス説を排斥し,381年の第1回コンスタンチノープル公会議も両説を再び断罪した。翌年の会議では三位一体キリスト論に関する 24ヵ条の異端排斥,「ダマススの信条」 Fides Damasiを発した。秘書ヒエロニムスに命じてウルガタ訳聖書を編ませ,カタコンベ内に殉教者の墓をたてた。みずから綴った碑文を書家フリウスに書かせたが,その書体がダマスス式文字と呼ばれる。祝日 12月 11日。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

生命維持活動に必須なエネルギーの獲得や,成長に必要な有機材料を合成するために生体内で起るすべての生化学反応の総称。複雑な分子を単純な分子へ分解してゆく過程でエネルギーを獲得する分解代謝または異化 (カ...

代謝の用語解説を読む