デジタル大辞泉 「買い被る」の意味・読み・例文・類語 かい‐かぶ・る〔かひ‐〕【買い▽被る】 [動ラ五(四)]1 人物を実際以上に高く評価する。「そう―・られても困る」2 品物を実際の価値よりも高く買う。「お前に泣いて口説かれるので、五十か六十いつでも―・らあ」〈伎・小紋単地〉[類語]目する・買う・一目置く 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
精選版 日本国語大辞典 「買い被る」の意味・読み・例文・類語 かい‐かぶ・るかひ‥【買被】 〘 他動詞 ラ行五(四) 〙① 物を、実際の値打以上に高く買う。買いかずく。[初出の実例]「お前に泣いて口説かれるので、五十か六十いつでも買ひかぶらあ」(出典:歌舞伎・上総綿小紋単地(1865)六幕)② 人や物を実質以上に高く評価したり、信用したりする。[初出の実例]「女親はお銀の容色(きりゃう)をば、たしかに実価の五倍も買冠(カヒカブ)ってゐて」(出典:二人女房(1891‐92)〈尾崎紅葉〉上) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例